昨今の我が国の地震や自然災害及び海外での緊迫する社会情勢により、緊急避難所の必要性が高まってきています。それに伴い国民の意識も高まり強い関心を見せています。
豊かな自然と美しい風景に囲まれた日本。
しかし同時に災害大国でもあります。
地震
近年、多発する自然災害の一つ「地震」。
地震大国と呼ばれる日本では、近年高い頻度で全国各地に比較的大規模な地震が発生しています。大規模な地震では、建築物の倒壊、火災、地滑り、最悪な場合津波まで引き起こします。東日本大震災では目を覆うような津波被害が起こり、甚大な被害を引き起こしました。
洪水 / 鉄砲水
台風や局所的な集中豪雨もここ数年を考えれば、過去と比較にならないぐらい各地で大きな被害をもたらしています。集中豪雨による河川や内水氾濫による浸水被害、土砂崩れなど、毎年のように全国各地で起こり、被害も拡大しています。
「いざ!」という時に身近な場所に大切な家族みんなで避難できるスペースを確保し、
皆さまの暮らしの安心・安全を守ります。
項番:1 書類名:特許願 整理番号:P225001ANK 受付番号:52201276579 出願番号通知:特願2022- 85616
従来ケーシング立坑(人孔築造及び推進工事の発進、到達用の縦穴立坑)は、仮設工事の築造物でした。
そこで、その立坑築造の技術を利用して比較的安価かつスピーディに、避難スペース、貯蔵スペースの構築を考えます。
大きなスペースは必要ありません。
既存の住宅の庭、駐車場など、車1台分のスペースがあれば、簡単に構築できます。
立坑円形鋼製ケーシングの内面を耐熱材等と円形形成合板、内側補強リング(鋼製)で内面処理を行い、一時的に居住を可能とします。
また、酸素濃度計センサーや湿度管理センサー等を置き、換気ブロワーと排気ファンを設置。自動探知により換気、排気を行い、居住環境を整えます。
一般的なケーシング立坑寸法は外径φ2,590㎜、内径φ2,550㎜。φ2,500㎜~3,000㎜まで施工可能です。
3段構造とし、1段目は居住スペース(リビングスペース)、2段目はベッドスペース、3段目は貯蔵スペースとなります。その他2段構造も可能です。
1段目
居住スペース
2段目
ベッドスペース
断面図